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団体概要

見沼田圃とその周辺地域は、代々続く農業生産の場とともに都市内に残る貴重な緑地空間となっており、さいたま市の次世代に残すべき、かけがいのない環境資産として位置づけられています。
 

特に、1968年(昭和43年)に制定された新都市計画法による市街化区域と市街化調整区域区分の線引きの沿道エリアでは50余年が経ち、世代交代による市街化調整区域に残る空き家の増えた集落と離農による農用地の休耕、市街化区域に残る農地の無秩序な宅地化等の土地利用の混乱が見られています。
 

それらの農地の荒廃や市街地の混乱は、居住者の高齢化、少子化、世代交代による地域コミュニティの希薄化が一因となっていると考えます。
 

我々は、建築や都市計画の専門家集団として、地元農家や住民と協力して、地域の問題意識を共有することにより、住民合意に基づく地域のルールを構築して「まちづくり」を実践していく考えです。
 

見沼田圃を取り囲み、休耕農地と生産緑地が線引き区域を跨いで、維持可能な一つの居住環境帯として、農家・地域住民・福祉サービス・就農環境・居住環境が連携される住民共同体の構築を目指します。

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